| 従来の歯科医療は主にむし歯で穴が開いた歯を削って詰めたり、歯茎が痩せてぐらぐら揺れる歯を抜くという外科的な処置を中心に行われてきました。このような治療をすることにより、むし歯や歯周病が治ったと思いがちですが、果たして本当にこれで治ったのでしょうか?よく考えてみると、歯を削ることや抜くことは病気の結果に対する処置になりますから、病気が発症してしまった原因(背景)には介入していないことがわかります。 メディカルトリートメントモデルとは、治療の流れに医療(医科)の観点を導入した診療モデルです。例えば肺に病気があるとします。病院に行くと、まずは様々な検査を行います。検査の結果、結核なら結核の治療、肺炎なら肺炎の治療、癌(がん)なら癌の治療が行われます。肺に病気があるからといって、すぐに肺を切除したり、肺に何か材料を詰めたりはしません。 |
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これを口の中の病気に置き換えて考えてみます。口の中にむし歯や歯周病がある場合、すぐに削る処置が得策でない事は肺の病気の例で容易にわかります。削る前には正確な検査と診断が必要です。検査には、病気の状態(ここではむし歯の有無や歯肉の状態など)を知るためのものもあれば、病気が発症した原因・背景(むし歯菌の量や歯石の有無など)を示す検査もあるでしょう。検査を行って現状を分析した後の優先事項は、歯を削ることよりもむし歯や歯周病の原因を取り除く治療(原因除去療法)になります。この原因除去療法こそが、むし歯や歯周病の治療の本質で、病気の進行を停止すると共に再発を防ぐものです。また、病気の原因が除去されても、歯が欠けていたり、痛みなど症状がある場合は、削ったり詰めたりする処置(これは病気の結果に対する治療です)が必要になるでしょう。 治療が済んだ後は、その治療の有効性を確認(検査)し、同時に病気の再発防止に努めることが大事です。 この様な流れ(メディカルトリートメントモデル)に沿って診療をすすめることが、ひいては自分の歯を長持ちさせることにつながります。詳しくはメディカルトリートメントモデルに基づいた当院における実際の診療の流れをご参照ください。 |
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